Dewar’s
BLENDED・SCOTCH・WHISKY
デュワーズ ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー
今回は、少しばかり話が長くなりますので、数回に分けて書かせて頂きます。
スコッチが世界に躍進する前に、越えなければならない垣根が一つあった。
それはロンドン市場の確率であった。
ヴィクトリア朝のロンドンはジンとラム、ブランデーの天下で
誰もウイスキーを飲もうとしなかった。
19世紀半ばに誕生したブレンデット・スコッチは、飲みにくいという
モルトウイスキーのイメージを変えはしたが、浸透するまでには至ってなかった・・・
スコッチは優秀なセールスマンを必要としていたのである。
その役目を担ったのが、
創業者のジョン・デュワーの息子、トーマス・デュワーであった。
ジョン・デュワー&サンズ社の創立は1846年。
ジョン・デュワーは、パース州の農家の出だったが
23歳の時に生まれ故郷の村から25マイルを歩いてパース市に食を求めて旅立った。
勤めたのは市内に小さなワイン・スピリッツ商で、ここで17年間修業を積んだのち
40歳で遅い独立をした。
他のウイスキー会社と比べてみても
デュワーズ社のスタートはかなり遅いスタートと言えるだろう。
扱っていたのは、もちろんワイン・スピリッツ類であったが
ジョン・デュワーの功績をひとつ挙げるとすれば
1860年代後半に初めてウイスキーをボトルに詰めて売ったことがある。
それまでは酒屋に行って、ジャーなどに入れて貰わなければならなかったので
消費者にとっては不便極まりないものであった。
ウイスキーをボトルに詰め、しかも中身が何であるか分かるようにラベルを貼ることによって
デュワーズ社の業績は大躍進を遂げました。
今回はこの辺にして、続きはまた別の機会に・・・・・
それでは、今宵も皆様のご来店、心よりお待ちしております。
バー・イングルヌックマスター(愛称たけちゃん)若干50歳でした(^^♪
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